おくるま日記4 あと配(偶者)の話

仮免許試験を受ける権利を得たぞ!
なるべく天気が良さそうな金曜日に申し込んだので、太陽頼む。
この日記の更新があまりないのは、ネタになるような失敗がとくになく順調にやっていってるということなので、
試験も今のところいけそうな気がしている。
が、学科はともかく実技は緊張して何かやらかしそうで怖い。

くるまの話は全く関係ないが、昨日は夜に謎の騒ぎがあり若干睡眠が不足している。
仕事で疲れた配が消灯後に突然
「やっぱり親父も発達障害やったんや……」
と呟き出し(おそらく事実)
「あの特徴も!あれも!これも!」
と興奮状態になってしまった。
ひとくさり塩っぱい思い出話を吐き出した後、

「そんな父も俺に歌を教えてくれた……」

しんみりと呟き、おもむろに配は歌い出した。

♪やめてけれ やめてけれ やめてけーれ ゲバゲバ

(後で調べたところ「老人と子供のポルカ」)

日付はとっくに変わっている。
お前が歌をやめてくれ。

リサイタルはしばらく続いた。

非常によい調子であったが、いいかげんご近所と翌日の自分達が心配になり、俺は催眠音声による寝かしつけを試みることにした。

「はーい私の声をよーく聞いてね。目を閉じてー、あなたの身体の力はだんだん抜けていきまーす」
「……」

よし、黙ったな、と続けることにしたが

「そしてあなたの下半身がだんだんあたたかくなっていきます」

俺は方向性を間違えた。

配はカッと目を見開くと

「全然なってないッ!!!」

とかなりのボリュームで怒りを表明した。

「いきなり下に行こうとするんじゃない!そういうのは!もっと後!まずはしっかり催眠状態にする!!」

この後配による熱い催眠音声語りが始まってしまい、週はじめの就寝は大幅に遅れた。

今日は疾く静かに寝ような。